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130人:100人 1360万台:1040万台 ~年上女房が増え、自動車が世界一売れる国~

今日は中国(国内外)にまつわるいろいろな数字を調べてみました。
これといって結論があるわけではなく、メモ的なエントリーですが、調べていて大変興味深かったです。

BBCニュースhttp://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/8451289.stm
"China faces growing gender imbalance"によると、中国における新生児の性別にアンバランスが生じていると報じています。
一部の地域では
男130人:女100人
の比率、

最新のデータでは
男119人:女100人
の比率であるとのこと。

第二子の出生届を出さないことによるデータの不確実性も指摘していますが、将来的に男性が適齢期に結婚相手を見つけるのが困難になり、年上女房が増えるのでは?と記事では述べています。
農村地区を中心に伝統的に男子が重んじられていることが背景としてあるそうです。

It cites sex-specific abortions as a major factor, due to China's traditional bias towards male children.The academy says gender selection abortions are "extremely common". This is especially true in rural areas, and ultra-sound scans, first introduced in the late 1980s, have increased the practice.



財団法人自治体国際化協会のコラムを見て、中国の人口問題としては急速な高齢化が主要問題ではないかと思っていましたが、性別の偏りとは…


2000年の第5回全国人口センサスで、65歳以上の人口は全体の6.96%でした。高齢化社会は65歳以上のお年寄りが7%を超えた状態ですから、5年後の今の中国は、既に高齢化社会に入ったと推察されます。さらに、2050年には65歳以上人口は全体の20%を占め、世界の老人の4分の1を中国が占めるであろうと言われています。規模もさることながら、先進国が100年かけて高齢化社会となっていることを考えると、著しい速さと言えます。アメリカの研究者は、中国が高齢化への準備を怠れば、今世紀後半には中国は危機的状況に陥るだろうと警告しています。具体例を挙げれば、このまま養老保険(中国の年金)の改革がなされなければ、年金基金は、2030年には累計6300億人民元(約8兆8000億円)の赤字を生むだろうと予測しています。



一方で、高齢化問題について王文亮 金城学院大学教授は次のように指摘しています。


2009/07/29

2000年以降の推移をみると、それほどの速さもなく、比較的緩やかに進んでいる。2000年から2008年までの8年間、高齢化率は7%から8.3%へとわずか1.3%しか上がっていない。
このことは日本の高齢化率の推移と比較すれば、一層明らかになる。日本は高度経済成長の末期にあたる1970年に高齢化率が7.1%、1994年14%を超えた。さらに2007年には20.1%を記録し超高齢社会に突入した。

第1に、中国の人口の出生率と自然増加率は1990年から初めて大きな下落が生じ、1990年の21.06‰と14.39‰から2000年の14.03‰と7.58‰にまで減少した。しかしその後、大きな下落は起こることもなく、非常に緩やかなカーブを描いてきた。2001年の出生率と自然増加率はそれぞれ13.38‰と6.95‰だったが、2008年にはそれぞれ12.14‰と5.08‰に留まっている。

第2に、中国の高齢化到来は近代化や都市化というより、いわゆる一人っ子政策の実施に最大の原因があると考えるべきだ。1990年代以降、人口増加のペースがかなり落ちてはいるものの、依然として膨大な出産人口を抱えており、毎年約700万人が増え続けている。

第3に、都市部ではほぼ一人っ子の出産が徹底されているとはいえ、農村地域は相当違う。農村では子ども2人ないし3人以上の世帯も一般的である。

第4に、中国の低成長の出生率と自然増加率は人口政策によってもたらされたもので、自然な推移の結果ではない。そのため、政策の変動によりリバウンドする危険性が極めて高い。


中国の出産率・死亡率の参考サイトはこちら


つまり潜在的にリバウンドするリスクは依然としてあると。
うーん、すごい国です。

いつも注目している伊藤洋一氏は伊藤洋一の『BRICsの衝撃』でボリュームゾーンのインパクトを述べています。また、同氏のブログによると、中国は世界で一番自動車が売れる国になったそうです。



BRICsを中心に途上国で「モノが買えるレベルの消費者」が急増していて(一般的にボリューム・ゾーンと言われる)、こうした消費者は今まで先進国の消費者が当然持っていたものを持っていないため、家電や車、携帯電話に対して強い購買意欲を持つ。確かにリーマン・ブラザーズの破綻に端を発した世界的な金融危機は世界を揺さぶったが、途上国をしばしば訪れている筆者のような人間には、「モノを買う喜び」を覚えた途上国の消費者が、危機によって大きく意識を変えたようには見えなかった。
 であるからして筆者は「途上国の強い需要はそのままだ」と考えたし、彼らが購買パターンを変えるようには思えなかったが、その後の動きはこの見方が正しかったことを証明した。とにかく途上国に行くと、着るものであれ、車であり、家電であれ、モノを見る消費者の目が違う。それは「渇望」の目である。中国でさえ国民1人当たりのGDPがやっと平均で3000ドル(約27万円)に達したところなのだ。インドはその半分以下だ。彼らは最近の高い成長率達成でやっとここまで来た。買いたい物があって当然だろう。
 対して国民一人当たりのGDPが軒並み3万ドル(270万円)を超えてその期間が長い先進国の消費者は、既にほとんどの人が最低限のモノはそろえている。むろん「あれが欲しい、これが欲しい」という欲望はあるが、経済状態が悪いときには我慢出来る程度の欲望である。日本の若者はケイタイが大好きな分だけ車に対する関心が低下していると言われるが、これは極めて先進国的な欲望の方向転換だ。



1360万台 対 1040万台

 前者が昨年一年間で売られた中国での乗用車・商用車の数、後者は昨年一年間でアメリカで売却された軽車両(light vehicles)の数。アメリカではこれに加えて50万台の重商用車両(heavy commercial vehicles)があるが、この両方を合わせても中国の1360万台にははるかに達しない。
 各国いろいろな分類があるのでしょうから、台数をただ直接比較しても問題がある。しかし1360万台対1090万台では、台数ベースではやはり「中国が世界で一番車が売れる市場」になったということは間違いなさそうです。


いろいろな視点から中国が語られていますが、その圧倒的な人口に基づくパワーはすごいですね。
一度は訪れてみたい国です。
駄文失礼いたしました。

tag : 年上女房 中国が世界で一番車が売れる市場 ボリューム・ゾーン 中国の人口問題

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大学卒業後、銀行・官庁勤務を経て、社会人大学院生となる。
環境問題にかかる税金や賦課金制度について研究しています。

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